参加申込・連絡先
人生論部会(関東地区) 世話人:齋藤 智志 1.人生論部会設立の趣旨 このたび、ニーチェ部会に続く第2の内部部会として、「人生論部会」をスタートすることになりました。 この部会は、その名の示すとおり、人生に関する諸問題に様々な視点からアプローチすることを目的としています。ニーチェ部会とは異なり、特定の哲学者あるいは専門領域のみを対象とするのではなく、広く人生の問題一般をその対象とします。現在存在する代表的な学問領域で例示するなら、生命倫理学、死生学、教育学、社会福祉論などがそれに含まれるでしょう。あるいは、本協会の会員の皆さんであれば、ショーペンハウアーの自殺論がすぐ頭に浮かぶかもそれません。むろんそれ以外のテーマや領域もありえましょう。そうした、人生論の名の下に包括しうるあらゆるテーマを扱おうというのが、本部会の目的です。 本協会が発足して、そろそろ20年が経とうとしています。その間、本協会はショーペンハウアーに関する多くの優れた成果を出してきました。そして、混迷の度を増したかに思える現在、本協会は、そうした成果に基づきつつ、「生きることに対して、哲学は何が言えるのか」という問いに真摯に向き合う時期に来ているのではないでしょうか。 「人生の意味とは一体何なのか」 ― この問いの重要性に気づくのに、哲学の専門家である必要はないでしょう。他方、哲学の専門家(予備軍)と見なされ、あるいはそう自認している人の多くも、最初はこの素朴ではあるけれども(あるいは素朴であるがゆえに)根源的な問いに囚われてしまったがゆえに、哲学の道に進むことになった(あるいは進まざるをえなくなった)のではないでしょうか。この、専門家であるか否かを問わず問題にせざるをえない問いをめぐって、本協会会員をつなぐ場を設け、またそこでの成果を外部に発信すべく、ここに人生論部会をスタートさせることになりました。会員の皆さんの積極的な参加を祈念しております。 2.人生論部会の案内(関東地区研究会のリニューアル) 本部会も、ニーチェ部会同様さまざまな企画を行っていこうと思っていますが、当面は読書会とワークショップを核として進めてゆく予定です。各回の案内は、その都度、会報、ホームページ、メーリングリストでお知らせいたします。 なお、ワークショップで議論したいテーマがあるので提題したいという方がいらっしゃれば、テーマと提題希望時間をお知らせ下さい。関係者ではかり、適当と判断された場合にはプログラムに加えたいと思います。 また、関東地区研究会で前回まで行っていた読書会は、テクスト(『根拠律』第1版)を読了したので終了とし、本部会での読書会に発展的に解消することになりました。したがいまして、本部会の読書会は関東地区研究会の読書会がリニューアルされたものでもあります。『根拠律』の読書会に参加されていた会員の方には、引き続き本部会にも参加なされることを希望致します。 第1回人生論部会(2007/06/02) 第2回人生論部会(2007/08/25) 第3回人生論部会(2007/10/27) 第4回人生論部会(2008/06/07) 第5回人生論部会(2008/08/30) 第6回人生論部会(2008/11/08) 第7回人生論部会(2009/06/27) 第8回人生論部会(2009/08/29) 第9回人生論部会(2009/10/24) 第10回人生論部会(2010/06/19) 第11回人生論部会(2010/08/28) 第12回人生論部会(2010/10/30) 第13回人生論部会(2011/06/11) 第14回人生論部会(2011/09/03) 第15回人生論部会(2011/11/5) 第16回人生論部会(2012/06/02) 第17回人生論部会(2012/09/01) 第18回人生論部会(2012/11/03) 第19回人生論部会〜 |