研究プロジェクト「ショーペンハウアー研究の新世紀へ
― 主著刊行200 周年を機縁とした国際共同研究」
(〔基盤研究(B)(一般)、課題番号:17H02281〕)研究企画概要


目次
1. 本研究プロジェクトの概要
2. 研究プロジェクトの研究成果発表
3. 本研究プロジェクト参加者一覧
4. 研究報告計画


1. 本プロジェクトの概要

本研究は、ショーペンハウアーの主著『意志と表象としての世界』(奥付1819年/刊行18年)の新解釈を打ち出すことを目的とする。近年、世界各国で、精密な文献考察に基づいた彼の哲学の研究が進展しつつある。しかし、同書の形成過程や哲学史的位置づけ、現代的意義については、まだ明らかにすべきことが多い。本研究では、同書刊行200周年を機縁とした国際的な共同研究を行うことで、各国研究者の蓄積を相互に照らし合わせ、同書の形成史および哲学史的位置を再考するとともに、彼の哲学の現代的意義(生命/環境倫理、宗教問題、地球的正義などへの視座)を提示する。それによって、ショーペンハウアー哲学が、9・11以後、3・11以後の「暗い時代」を生きるさまざまな人々に必要とされる哲学であることが示されると期待される。

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2. 研究プロジェクトの研究成果発表
本研究プロジェクトは、以下の国際学会(使用言語:ドイツ語、英語)を開催いたします。
※日本語による催し物は、4. 研究報告計画 も参照下さい。

終了
1.若きショーペンハウアーとその時代。『意志と表象としての世界』前史または成立史。 2018年2月21日~22日、関西学院大学(西宮)[学会プログラム][個人研究発表の募集(Call for Papers)]

2. 『意志と表象としての世界』を読み直す――全体構想、各巻主題、そして<ショーペンハウアーと「東洋」>。2019年2月19日(火)~22日(金)、龍谷大学(京都)、大宮キャンパス [学会プログラム][個人研究発表の募集(Call for Papers)]


次回
3. ショーペンハウアーの新世紀。 2020年2月22~24日、日本大学(東京) [学会プログラム][個人研究発表の募集(Call for Papers)]

更に本研究プロジェクトは次の催し物に参加します
1. 世界哲学会(WCP) 学会セッションNo. 56 ショーペンハウアー・セッション、2018年8月13日(月)~20日(月)、北京国家会議センター(CNCC)

2. 国際ショーペンハウアー学会『意志と表象としての世界』200周年記念ショーペンハウアー国際学会 独自セッション、2019年10月23日(水)~26日(土)、ゲーテ大学(フランクフルト、ドイツ)


3. 研究プロジェクト参加者一覧
研究プロジェクト参加者は下記の「研究報告計画」に掲げられた学会で1回以上の研究報告を行います。このほか、Call for Papers応募による発表が行われます。

姓 名所属大学等ショーペンハウアー関連
App Ursフランス極東学院(フランス)国際ショーペンハウアー協会評議員
Barua Aratiデリー大学(インド)国際ショーペンハウアー協会評議員・インド支部長
Birnbacher Dieterデュッセルドルフ大学(ドイツ)国際ショーペンハウアー協会副会長
Cacciola Maria Luciaサンパウロ大学(ブラジル)国際ショーペンハウアー協会評議員・ブラジル支部長
d'Alfonso Matteoフェラーラ大学(フランス)国際フィヒテ協会理事
Dörflinger Berndトリアー大学(ドイツ)国際カント協会会長
Fazio Domenicoサレント大学(イタリア)国際ショーペンハウアー協会評議員・イタリア支部長、サレント大学ショーペンハウアー及びショーペンハウアー学派研究センター所長、日本ショーペンハウアー協会特別会員
Giacoia Jr. Osvaldoカンピーナス大学(ブラジル)サレント大学ショーペンハウアー及びショーペンハウアー学派研究センター評議員
Hallich Oliverエッセン大学(ドイツ)
Hühn Loreフライブルク大学独国際ショーペンハウアー協会理事、国際シェリング協会会長
Janaway Christopherサウサンプトン大学英国際ショーペンハウアー協会評議員
Koßler Matthiasマインツ大学(ドイツ)国際ショーペンハウアー協会会長、マインツ大学ショーペンハウアー研究所長、日本ショーペンハウアー協会特別会員
Regehly Thomas国際ショーペンハウアー協会(ドイツ)国際ショーペンハウアー協会理事・文書館長・フランクフルト支部長
Ruffing Margitマインツ大学(ドイツ)国際ショーペンハウアー協会理事、国際カント協会理事
Schubbe Danielハーゲン大学(ドイツ)国際ショーペンハウアー協会理事
板橋 勇仁立正大学日本ショーペンハウアー協会理事
伊藤 貴雄創価大学日本ショーペンハウアー協会理事、本プロジェクト事務局(Call for Papers関連業務を除く)
伊原木 大祐北九州市立大学現代フランス哲学研究者
上野山 晃弘日本大学日本ショーペンハウアー協会理事
梅田 孝太上智大学日本ショーペンハウアー協会幹事
太田 匡洋京都大学
鎌田 康男関西学院大学日本ショーペンハウアー協会理事、国際ショーペンハウアー協会評議員、サレント大学ショーペンハウアー及びショーペンハウアー学派研究センター評議員
河村 克俊関西学院大学日本ショーペンハウアー協会理事
齋藤 智志杏林大学日本ショーペンハウアー協会理事
シュタイナー堀 郁関西学院大学
高辻 知義東京大学日本ショーペンハウアー協会会長
高橋 陽一郎日本大学日本ショーペンハウアー協会理事、本プロジェクト代表
竹内 綱史龍谷大学日本ショーペンハウアー協会理事
多田 光宏苫小牧工業高専日本ショーペンハウアー協会理事
堤田 泰成上智大学本プロジェクトCall for Papers窓口
西 章関西学院大学日本ショーペンハウアー協会幹事
林 由貴子マインツ大学日本ショーペンハウアー協会幹事
松田 克進龍谷大学スピノザ研究者
横山 陸一橋大学シェーラー研究者



4. 研究報告計画
参加者は、下記の学会で1回以上の研究報告を行います。
2018年秋の予備セッション以降のプログラムは変更の可能性もあります。ご了承ください。
各セッションの詳細は、このサイトで順次発表します。
Call for Papersの情報は、メインページに順次掲載します。

2017年11月25日(土)~26日(日) 杏林大学(東京) 予備セッション(第30回全国大会枠内)
2018年2月21日(水)~22日(木) 関西学院大学(西宮) 若きショーペンハウアーとその時代。『意志と表象としての世界』前史または成立史。 Call for Papers
2018年8月13日(月)~20日(月) 北京国家会議センター(CNCC) 世界哲学会(北京)学会セッションNo.56「ショーペンハウアーセッション」参加
2018年12月15日(土)~16日(日)〔冬〕 帝京大学 予備セッション(第31回全国大会枠内)
2019年2月19日(火)~22日(金) 龍谷大学(京都) 国際会議:『意志と表象としての世界』再読学会プログラムCall for Papers
2019年10月23日(水)~26日(土) ゲーテ大学(フランクフルト、ドイツ) 国際ショーペンハウアー学会枠内独自セッション「意志の否定とは何か?ショーペンハウアーの救済論と宗教哲学」(Call for Papers
2019年12月14日(土) 龍谷大学 予備セッション(第32回全国大会枠内)
2020年2月22日(土)~24日(月) 日本大学(東京) 国際会議 ― ショーペンハウアー哲学の現在と未来(仮題)(Call for Papers
国際会議での使用言語はドイツ語ないし英語(日本語通訳提供予定)、予備セッションでの使用言語は日本語

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