日本ショーペンハウアー協会会報
内容目次

第51号(2013年4月、7頁)

第26回全国大会のお知らせ

関西・ワークショップ報告
第16回関西地区哲学ワークショップ「技術を哲学する」

死の受容としての物語と現代社会における公共性意識・・・神谷 妙香(関西学院大学)
映画の中の暴力――「見る」ことの共犯あるいは共苦――M.ハネケ『Funny Games』(1997)・・・シュタイナー堀 郁(関西学院大学)

第18回ニーチェ・セミナー
○個人研究発表概要
日本の思想とニーチェの哲学――貴族的価値評価方式と日本の思想・・・松野 正淳(上宮高等学校教諭)
道徳の批判とは何か?――ニーチェ『道徳の系譜』第一論文における道徳の記述と批判の関係性に関する考察・・・谷山 弘太(大阪大学)

○合評会報告
須藤訓任『ニーチェの歴史思想――物語・発生史・系譜学』合評会
司 会:竹内 綱史(龍谷大学)
論評者:山本 恵子(早稲田大学)・梅田 孝太(上智大学)・鈴木 克成(青森中央学院大学)
レスポンデント:須藤 訓任(大阪大学)

ほか、会員異動など


第50号(2013年1月、15頁)

第25回全国大会の報告
○個人研究発表概要
ショーペンハウアーの実践的な理性論――人間の形而上学的欲求と形而上学的能力・・・鳥越 覚生(京都大学・院)
ショーペンハウアー哲学からみたゲーテ自然思想の問題性・・・シュタイナー 堀 郁(関西学院大学)
十八世紀ドイツ思想史にみる「自由」、「自発性」、「選択意志」概念――初期ショーペンハウアーの自発性概念研究の前梯・・・河村 克俊(関西学院大学)
○シンポジウム「自然再考」
人間と自然――ショーペンハウアー倫理学の現代的意義・・・上野山 晃弘(日本大学)
ニーチェにおける自然と精神・・・本郷 朝香(立教大学)

関西・ワークショップ報告
第17回 哲学ワークショップ「公共性と民主主義を哲学する」
大衆社会における地方公務員の倫理・・・山下 敬士(伊丹市役所)
日本におけるデモクラシーの可能性――気仙沼プロジェクトを通じて見えきたこと・・・上野 真城子(関西学院大学)

ニーチェ・セミナー報告
第17回ニーチェ・セミナー
○個人研究発表概要
ニーチェ『道徳の系譜』にみる道徳と哲学の一体的批判・・・松野 正淳(上宮高等学校)
歴史的批判と必然性の認識―『人間的、あまりに人間的』より・・・谷山 弘太(大阪大学・院)
「聖なる肯定」とは何か?――『ツァラトゥストラ』の最初の説話「三つの変化について」の解釈・・・関塚 正嗣(諏訪東京理科大学)
ニーチェの『曙光』に見られるキルケゴールの影――単独者の概念と道徳を解消する力としてのキリスト教・・・大山 真樹(中央大学・院)
○ワークショップ報告
「価値」
司会:竹内 綱史(龍谷大学)
提題:本郷 朝香(立教大学)
岡村 俊史(龍谷大学)
○合評会報告
山口誠一『ニーチェとヘーゲル ―― ディオニュソス哲学の地下通路 』『ニーチェ『古代レトリック講義』訳解』合評会
司会:関塚 正嗣(諏訪東京理科大学)
論評:大久保 歩(東京大学)
五郎丸 仁美(国際基督教大学)
梅田 孝太(上智大学)
レスポンデント:山口 誠一(法政大学)

ほか、会員総会報告、催し物案内など


第49号(2012年4月、6頁)

第25回全国大会のお知らせ

関西・ワークショップ報告
第16回関西地区哲学ワークショップ「技術を哲学する」

放下かミメーシスか?――計算的思惟をめぐるハイデッガーとアドルノの思索(西 章)
カントにみるふたつの自然と技術(河村 克俊)

第16回ニーチェ・セミナー
○個人研究発表概要
文献学者ニーチェの虚像と実像――『ホメロスと古典文献学』における文献学の両義性(和田 基樹)

○論文合評会報告
梅田孝太「「肉体を導きの糸として」――ニーチェによる有機体論の受容と系譜学の準備」

○合評会報告
細川亮一『道化師ツァラトゥストラの黙示録』合評会
司 会:竹内 綱史(龍谷大学)
論評者:関塚 正嗣(諏訪東京理科大学)
梅田 孝太(上智大学)
本郷 朝香(立教大学)
レスポンデント:細川 亮一(九州大学)

ほか、催し物案内、会員異動など


第48号(2012年1月、16頁)

第24回全国大会の報告
○個人研究発表概要
『根拠律』第一版における「物自体」問題――命題論から見た初期ショーペンハウアーの意志概念(高木 駿)
○シンポジウム「3.11以後の世界を生きるために」
ポスト・フクシマの世界を生きるとは、何を引き受け、何について考えることなのか?(齋藤 智志)
3.11の後に哲学すること――ゲオルク・ピヒトの『ここで、そして今』(第二巻)に寄せて(田邊 正彰)

第23回全国大会の報告
○ショーペンハウアー没後150年特別報告概要
ショーペンハウアーの均質性の問題――フルートの実演付き(小室 圭子)

関西ワークショップ報告
○ボランティアを哲学する
日本社会の共同体概念の変遷からみる「ボランティア」――「関東大震災」と「東日本大震災」を例に(太田 匡洋・竹林 克将)
ヨーロッパにおける「ボランティア」概念の成立史(林 由貴子)

ニーチェ・セミナー報告
第15回ニーチェ・セミナー

○個人研究発表概要
ニーチェ「内的世界の現象論」にみる因果性概念の批判(松野 正淳)
認識と懐疑――自分がどのような者であるかは如何にして知られるか?(生島 弘子)
ニーチェと政治的なもの――『悲劇の誕生』を中心に(大久保 歩)
後期ニーチェの同情論(實藤 光)
ニーチェ『道徳の系譜学』における「真理への意志」の「自己止揚」(松田 愛)
○論文合評会報告
西章「意志の沈黙における美の顕現――ショーペンハウアーcontra ニーチェ?」
竹内綱史「『悲劇の誕生』の形而上学再考」

寄贈本紹介
○『理想』第687号「特集 ショーペンハウアー哲学の最前線」(理想社、2011年9月)

ほか、会員総会報告、催し物案内など


第47号(2011年7月、6頁)

第24回全国大会のお知らせ

第13回人生論部会報告
ショーペンハウアー<的>視座から考える安楽死問題(林 睦美)

関西・ワークショップ報告
第14回関西地区哲学ワークショップ「大学を哲学する」

大学における「遊び」の意義の考察 ――ホイジンガの遊びの視点から(塙 恵美)
哲学的大学論の諸相(竹内 綱史)
大学教育に第二外国語授業は不要か? ――〈大学〉で語学を学ぶ意味の考察(シュタイナー堀 郁/ヴォルフガング・シュタイナー)

第14回ニーチェ・セミナー
○個人研究発表概要
ツァラトゥストラの言語と翻訳の(不)可能性(岩脇リーベル豊美)

○合評会報告
杉田弘子『漱石の『猫』とニーチェ――稀代の哲学者に震撼した近代日本の知性たち』合評会
特別ゲスト: 杉田 弘子、司会: 鎌田 康男、論評者:竹内 綱史、五郎丸 仁美、齋藤 智志

寄贈本紹介
中澤英雄『カフカ ブーバー シオニズム』(オンブック、2010年12月)
Hansert, Andreas, Schopenhauer im 20. Jahrhundert : Geschichte der Schopenhauer-Gesellschaft(Boehlau, 2010)

ほか、催し物案内、会員異動など


第46号(2011年1月、14頁)

第23回全国大会の報告
○ショーペンハウアー没後150年特別報告概要
機関誌に見る日本のショーペンハウアー研究(山本 幾生)
ショーペンハウアーの均質性の問題――フルートの実演付き(小室 圭子)
○シンポジウム「意志と表象としての世界」
世界は私の表象なのか?―― ショーペンハウアーとニーチェ、あるいは、表象と解釈(竹内 綱史)
意志が物自体である、とはどういうことか?――「意志と表象としての世界」の意味の再解釈に向けて(鎌田 康男)
○ワークショップ
尊厳死を考える――ショーペンハウアーを導きにして(多田 光宏)
ショーペンハウアーにおける「全身体」の意味(西山 友子)
義への意志と奉仕への意志――ルターとショーペンハウアーの救済論をめぐって(林 由貴子)

人生論部会報告
第11回人生論部会

○個人研究発表概要
ショーペンハウアーにおける「意志」の概念について―意欲と身体によって示される意志(
西山 友子)

ニーチェ・セミナー報告
第13回ニーチェ・セミナー

○個人研究発表概要
ニーチェにおける形而上学的諸概念の一括批判──ニーチェ哲学の体系的理解における諸問題B(松野 正淳)
ニヒリズムの自覚――病からの快癒を促す生の導き(梅田 孝太)
悲劇性に堪えて尚――中島敦とニーチェ(関塚 正嗣)
○合評会報告
山本恵子『ニーチェと生理学――「芸術の生理学」構想への道』合評会
○論文合評会報告
梅田孝太「ニーチェの「力」概念――権力への意志論との関わりで」
和田基樹「転義の哲学――イロニーの誕生」
五郎丸仁美「悲劇的思想としての力への意志――ニーチェ哲学の両義性を読み解く試み」
○ワークショップ「意志」報告
意志と表象、意志と解釈―ショーペンハウアーとニーチェ(竹内 綱史)

寄贈本紹介
○アルトゥール・ショーペンハウアー[著]、鎌田康男・齋藤智志・高橋陽一郎・臼木悦生[訳著]『ショーペンハウアー哲学の再構築―『充足根拠律の四方向に分岐した根について』(第一版)訳解』〈新装版〉(法政大学出版局、2010年5月)
○細川亮一『道化師ツァラトゥストラの黙示録』(九州大学出版会、2010年6月)
○杉田弘子『漱石の『猫』とニーチェ―
稀代の哲学者に震撼した近代日本の知性たち』(白水社、2010年2月)

ほか、会員総会報告、催し物案内など


第45号(2010年4月、8頁)

第23回全国大会のお知らせ

関西・ワークショップ報告
第13回関西地区哲学ワークショップ「権力を哲学する」

わがらで考える地域の未来―人口450人の山村での生活を通じて(岩崎 亮太・中野 綾香・林 由貴子)
倫理としての畏敬の念―反権力的考察(高田 祥太郎)
恋に恋することについて―恋愛言説と権力(竹内 綱史)
権力か、権威か? ―現代ドイツの教育の問題点(シュタイナー 堀 郁・ヴォルフガング シュタイナー)

第12回ニーチェ・セミナー
○個人研究発表概要
遅れてきた主体―ニーチェ哲学においてボスコヴィッチ学説が開く、新たな主体概念の可能性(本郷 朝香)
「血肉化」について(竹内 綱史)

○研究動向報告概要
「政治思想家」としてのニーチェ―英米圏の研究における変遷(大久保 歩)

余録と補遺
ワイマール古典財団奨学制度について(中村 隆史)
ドイツの変貌(鳥飼 祥吏)

寄贈本紹介
『理想』第684号「特集 哲学者ニーチェ」(理想社、2010年2月)

ほか、催し物案内、会員異動など


第44号(2010年1月、15頁)

第22回全国大会の報告

個人研究発表要旨
意志の沈黙における美の顕現――ニーチェcontraショーペンハウアー?(西 章)
主観と客観のはざまで――ゲーテとショーペンハウアーのイデー論の比較(シュタイナー堀郁)

シンポジウム「表象」発表要旨
フィヒテ意志論からショーペンハウアー表象論へ(伊藤貴雄)
ショーペンハウアーとニーチェを繋ぐもの――E. v. ハルトマンにおける無意識的意志と無意識的表象をめぐって(山本恵子)
表象・身体・生理学──ショーペンハウアーと19世紀の視覚経験(田中純)

第11回ニーチェ・セミナー報告
○個人研究発表概要
ニーチェにおける、道徳批判と哲学批判の一体性――ニーチェ哲学の体系的理解における諸問題A(松野正淳)
『ツァラトゥストラ』序説4・5から読み取れる「深淵の上なる一本の綱」の意味(関塚正嗣)
ニーチェの〈歴史的感覚〉とは何か(本郷朝香)
ニーチェ系譜学の生成――パウル・レーとの関係を中心に(大久保歩)

○研究動向報告
最近の英米のニーチェ研究について(竹内綱史)

○合評会報告
ヨアヒム・ケーラー著(五郎丸仁美訳)『ニーチェ伝――ツァラトゥストラの秘密』合評会(司会:鈴木克成、ゲスト:五郎丸仁美、論評者:山本恵子・和田基樹)

○ワークショップ報告「意志について」(司会:齋藤智志)
19世紀心理学を源泉とするニーチェの「意志」の概念について(梅田孝太)
ショーペンハウアーの「意志」(竹内綱史)

寄贈本紹介
伊藤直樹・齋藤元紀・増田靖彦[編著]『ヨーロッパ現代哲学への招待』(梓出版社、2009年5月)

ほか、会員総会報告、催し物案内、会員異動など


第43号(2009年4月、8頁)

第22回全国大会のお知らせ

関西・ワークショップ報告
第11回関西地区ワークショップ「宗教と文化のはざまで」
九鬼周造『「いき」の構造』から読み解く宗教性(橘綱男)
生け花にみる宗教と文化(位田佳永)
神話の機能について―物語論的アプローチ(長谷川琢哉)
ドイツ旅行記―キリスト教会の建築と礼拝に見る宗教性(岩崎亮太・林由貴子)
葬式仏教を考える(竹内綱史)

第10回ニーチェ・セミナー
○個人研究発表概要
『悦ばしき知識(Die fröhliche Wissen- schaft)』における「仮象(Schein)」―遺稿における科学的背景を鍵として(今崎高秀)
『ツァラトゥストラ』序説3から読み取れる「超人」の意味 ―「超人を教える」とはどういうことか?(関塚正嗣)
○合評会報告
A・ネハマス(湯浅弘・堀邦維訳)『ニーチェ ―文学表象としての生』合評会
特別ゲスト: 湯浅弘
司会: 齋藤智志
論評者:梅田孝太・竹内綱史・五郎丸仁美

寄贈本紹介
ハイナー・フェルトホフ『ニーチェの友――パウル・ドイッセンの伝記』(Heiner Feldhoff, Nietzsches Freund: Die Lebens- geschichte des Paul Deussen, Böhlau Verlag GmbH&Cie, Köln Weinar Wien, 2008)

ほか、催し物案内、会員異動など


第42号(2009年1月、16頁)

第21回全国大会の報告

個人研究発表要旨
ショーペンハウアーの芸術論は、芸術の根幹にどこまで食い込んでいるか――ヴォリンガーの「抽象と感情移入」の視点から――(ロクリアン正岡)
学生ショーペンハウアーのカント読解――1811年の『人倫の形而上学』研究ノートを中心に――(伊藤貴雄)
鏡の比喩から見た意志の現出(山本幾生)

第9回ニーチェ・セミナー報告
○個人研究発表概要
ニーチェの「哲学的大著」計画放棄説について――ニーチェ哲学の体系的理解における諸問題――(松野正淳)
文化機能としての健康――ニーチェが描く時代精神とその心理学的批判――(山本恵子)
ニーチェとファントーム考(宇田川隆生)
解放としてのイロニー――中期ニーチェにおける哲学的方法――(和田基樹)
真理と道徳に対するニーチェによる批判――ショーペンハウアー思想を経由したニーチェのプラトン・カント理解――(稲毛友壽)
組織論としてのニーチェ身体論(鈴木克成)
ニーチェの『ツァラトゥストラ』(『Z』)――その哲学的理念に対する二つの視点――(ロクリアン正岡)

○ワークショップ「身体」報告
不安定な知性、不安定な表象――身体論を射程に入れつつ――(高橋陽一郎)
ニーチェの身体論(本郷朝香)

追悼
渡邊二郎氏の死を悼む(山ア庸佑)
追悼・川原栄峰先生(西尾幹二)

寄贈本紹介
板橋勇仁『歴史的現実と西田哲学――絶対的論理主義とは何か――』法政大学出版局、2008年8月

ほか、会員総会報告、催し物案内、会員異動など


第41号(2008年4月、12頁)

第21回全国大会のお知らせ

日本ディルタイ協会への共催企画について・・・・・山本 幾生

関西・ワークショップ報告
第9回関西地区ワークショップ「女性観を哲学する」
ニーチェの女性論――アリアドネと永遠回帰の肯定・・・・・松野 正淳
和解の哲学――中島みゆきとナウシカを繋ぐもの・・・・・吉本 陵

第8回ニーチェ・セミナー
○個人研究発表概要
ニーチェ『曙光』における 価値転換の思想・・・・・瀬谷 能一
身体における理性――ニーチェの理性観――・・・・・児玉 斗
○合評会報告
新田章著『ヨーロッパの仏陀 ―ニーチェの問い』合評会・・・・・山本 恵子・梅田孝太・竹内 綱史

『ショーペンハウアー研究』別巻第2号「ニーチェ特集2」投稿規定

寄贈本紹介
アルトゥール・ショーペンハウアー[著]、金森誠也[編・訳]『心に突き刺さるショーペンハウアーの言葉――人生、孤独、悩み、恋愛ほか』PHP研究所、2008年4月

ほか、催し物案内、会員異動など


第40号(2008年1月、16頁)

第20回全国大会の報告

個人研究発表要旨
フィードラー芸術論とショーペンハウアー・・・・・酒井 剛
若きショーペンハウアーはどこまでカント哲学を受容したのか――『純粋理性批判』から『充足根拠律の四方向に分岐した根について』へ ・・・・・鎌田 康男

シンポジウム「ショーペンハウアーとニーチェ――身体をめぐって」
「導きの糸」としての身体――ショーペンハウアーとニーチェの身体論比較 ・・・・・関塚 正嗣
ショーペンハウアーの三重の身体概念 ・・・・・齋藤 智志
ニーチェの身体における力の多数性・・・・・鈴木 克成

第7回ニーチェ・セミナー報告
○個人研究発表概要
ニーチェ思想における遠近法――テキスト解釈によるその意味内容の解明・・・・・稲毛 友寿
「“私”という盲点」を廻って―・・・・・ロクリアン正岡
価値の生じる場としての自己−他者関係・・・・・生島 弘子
○研究動向報告概要
自然主義者としてのニーチェ―― Brian Leiter(Nietzsche on Morality, Routledge, 2002)の『系譜』解釈 ・・・・・岡村 俊史
Friedrich Kaulbachのニーチェ解釈・・・・・竹内 綱史
○ワークショップ「身体について」報告
ショーペンハウアーとニーチェの身体論比較・・・・・関塚 正嗣
ショーペンハウアーの身体概念・・・・・齋藤 智志
ニーチェの「身体」について・・・・・今崎 高秀
ニーチェの肉体論・・・・・梅田 孝太
○合評会報告
清水真木著『知の教科書 ニーチェ』合評会・・・・・報告:竹内 綱史

寄贈本紹介
齋藤 智志「詩人は数学者に似る――ショーペンハウアー哲学の整合的理解に向けて――」(『理想』第678号、理想社、2007年2月、81-90頁)
鎌田 康男「ショーペンハウアー」(須藤訓任責任編集『哲学の歴史 第9巻 反哲学と世紀末【19-20世紀】』、中央公論新社、2007年8月、175-214頁)

余録と補遺
ルーメン・・・・・宇田川隆生

ほか、会員総会報告、催し物案内、会員異動など


第39号(2007年4月、12頁)

第20回全国大会のお知らせ

日本ディルタイ協会への共催企画について・・・・・山本 幾生

第6回ニーチェ・セミナー報告
○個人研究発表概要
「芸術としての哲学」―ニーチェ前期思想の生理学的背景・・・・・今崎 高秀
フランクフルト学派第一世代のニーチェ受容―ノルベルト・ラスの議論を手がかりに・・・・・天畠 一郎
ニーチェの教養論と教育構想─前期思想から後期思想への視座として・・・・・内藤 貴
○ワークショップ「ニヒリズムについて」
ハイデガーの『ニーチェ』におけるニヒリズム解釈を手がかりとして・・・・・本郷 朝香
ニーチェのニヒリズムについて―E.Kuhnによる概念分類を手がかりとして・・・・・梅田 孝太

余録と補遺
ショーペンハウアー・アルヒーフの思い出・・・・・鳥飼 祥吏
ロンリータイド・・・・・宇田川 隆生
仏性・・・・・福田 義光

ほか、催し物案内、寄贈本紹介、会員異動など


第38号(2006年12月、17頁)

第19回全国大会の報告

個人研究発表要旨
ショーペンハウアー法哲学再読 ・・・・・伊藤 貴雄
概念はどのように使われなければならないか ――『パレルガ・ウント・パラリポメナ』第二巻・第二八章「教育について第三七二節・第三七三節読解」 ・・・・・齋藤 智志

シンポジウム「ショーペンハウアーと日本の思想」
近代日本の思想界とショーペンハウアー ・・・・・兵頭 高夫
『善の研究』とショーペンハウアー ・・・・・板橋 勇仁
明治哲学界におけるショーペンハウアーの受容について――井上哲次郎とR・ケーベルに見る本体的一元論の系譜 ・・・・・井上 克人

関西・ワークショップ報告
○第8回関西地区ワークショップ「教育を哲学する」
報告・・・・・世話人:西澤 真則
学校教育の可能性と現実 ・・・・・岡崎 尚子
大衆化社会における自律性の獲得・・・・・牧浦 寛
生徒とは誰か― ディルタイの教育論 ― ・・・・・上島 洋一郎
「文化祭」と「教育」― 太田順一『女たちの猪飼野』にみる在日コリアンの文化運動 ― ・・・・・稲津 秀樹
現在の高校教育における倫理について・・・・・松野 正淳

第5回ニーチェ・セミナー報告
○個人研究発表概要
「権力Macht」と「力Kraft」をめぐって・・・・・梅田 孝太
ツァラトゥストラ序説を読む――聖者とツァラトゥストラ、神の死の意味 ・・・・・関塚 正嗣
『人は意識的に非真理の中に留まりうるのか』――ニーチェにおける虚偽意識・・・・・鈴木 克成
○研究動向報告概要
なぜ今『ツァラトゥストラ』なのか――Claus Zittel(Das ästhetische Kalkül von Friedrich Nietzsches 'Also sprach Zarathustra', Nietzsche in der Diskussion, Königshausen und Neumann, Würzburg 2000.)の解釈から ・・・・・五郎丸 仁美
「系譜学という方法について」Alexander Nehamas(“The Genealogy of Genealogy: Interpretation in Nietzsche’s Second Untimely Meditation and in On the Genealogy of Morals”, R.Schacht (ed.), Nietzsche, Genealogy, Morality, California UP, 1994)の解釈から・・・・・岡村 俊史
○ワークショップ報告
「ペシミズムとニヒリズム」・・・・・報告:本郷 朝香
○合評会報告
 岡田紀子著『ニーチェ私論―道化、詩人と自称した哲学者』・・・・・報告:竹内 綱史

余録と補遺
ティラミス ・・・・・宇田川隆生

ほか、会員総会報告、催し物案内、会員異動など


第37号(2006年4月、16頁)

第19回全国大会のお知らせ

寄稿文
ショーペンハウアーの故地を訪ねて(5)
[最終回]・・・・・三輪 信吾

余録と補遺
没後百周年 〜 ニーチェゆかりの地を訪ねて・・・・・町田 輝雄
イラストレター・・・・・宇田川 隆生
ニーチェ全集の思い出・・・・・鳥飼 祥吏

ニーチェ・セミナー報告
○第4回ニーチェ・セミナー
個人研究発表概要
意志とディオニュソス――脱構築的存在論として読む『悲劇の誕生』・・・・・清水 紀子
支配形態としての身体─ ニーチェの物質観・生理学・力の発現 ─・・・・・鈴木 克成
ワークショップ「ペシミズムとニヒリズム」
ペシミズムとニヒリズムについて・・・・・梅田 孝太
生の苦悩と意味・・・・・竹内 綱史

2005年度ショーペンハウアー国際学会報告(2) ・・・・・鎌田康男

ほか、催し物案内、寄贈本紹介、会員異動など


第36号(2005年10月、20頁)

第18回全国大会の報告

個人研究発表要旨
意志否定論の可能性 ・・・・・稲益達朗
芸術と創造 ― ハイデガーのニーチェ解釈に即して ― ・・・・・中村哲也
ショーペンハウアーとベートーヴェン ・・・・・ロクリアン正岡

シンポジウム「ショーペンハウアーと文学」
ショーペンハウアーとセルバンテス『ドン・キホーテ』 ・・・・・斎藤文子
ショーペンハウアーとゲーテ ・・・・・杉橋陽一
ショーペンハウアーと古典 ・・・・・高田康成
『神託提要』をめぐるグラシャン・ショーペンハウアー・鷗外・・・・・山口廸彦

ニーチェ・セミナー報告
○第3回ニーチェ・セミナー個人研究発表概要
ニーチェにおけるアトミズムの受容と批判 ・・・・・本郷朝香
ニーチェにおける「力への意志」説と価値転換の理論 ・・・・・松野正淳
ニーチェにおける「生理−心理学」―「根本問題に至る道」としての新しい心理学 ― ・・・・・関塚正嗣
強弱の彼岸― ニーチェの同情批判にショーペンハウアーならどう応答するか ― ・・・・・齋藤智志

2005年度ショーペンハウアー国際学会報告 ・・・・・鎌田康男

余録と補遺
過去姿 ・・・・・宇田川隆生
ショーペンハウアーの神秘体験 ・・・・・福田義光

ほか、会員総会報告、催し物案内、寄贈本紹介、会員異動など


第35号(2005年4月、20頁)

事務局移転のお知らせ

第18回全国大会のお知らせ
ご案内、研究発表およびシンポジウムパネリストの募集

寄稿文
ショーペンハウアーの故地を訪ねて(4) ・・・・・三輪信吾

余録と補遺
犂 ・・・・・宇田川隆生
シュレーディンガーの猫 ・・・・・福田 義光

ニーチェ・セミナー報告
○第1回ニーチェ・セミナー個人研究発表概要
『ツァラトゥストラ』における《永遠》について ・・・・・樋口 克己
後期ニーチェの美学思想 ・・・・・郷原 玲
初期ニーチェにおける《文化》概念と《教養》の問題 ・・・・・竹内 綱史
ニーチェ、遊戯としての哲学 ・・・・・児玉 斗
『道徳の系譜』における弱者の価値の考察 ・・・・・本郷 朝香
パースペクティヴィズムは相対主義か?― ニーチェの《解釈》理論に関する一考察 ― ・・・・・岡村 俊史
ニーチェの遠近法主義の意味=ハイデガー批判 ― ライプニッツとの関連で ― ・・・・・関塚 正嗣

○シンポジウム「意志の否定か、意志の肯定か」
意志の肯定と意志の否定 ・・・・・鎌田 康男
意志の肯定と否定 ・・・・・樋口 克己

○第2回ニーチェ・セミナー 個人研究発表概要
近代美学の精神からの遊戯の誕生― カント、シラー、初期ニーチェ ― ・・・・・五郎丸 仁美
パースペクティヴィズムと自己言及性の問題 ― ニーチェにおける〈解釈〉概念 ― ・・・・・岡村 俊史
ルソーと対峙するニーチェ― 「内と外との対立」を巡る両者の差異を中心に ・・・・・鈴木 克成

インド・ドイツ・ショーペンハウアー国際会議報告 ・・・・・鎌田 康男

ほか催し物案内、寄贈本紹介、会員異動など


第34号(2004年10月、16頁)

第17回全国大会の報告

個人研究発表要旨
ショーペンハウアー哲学における充足根拠律としての時間と、生存と死の問題 ・・・・・高橋誠也
ホッブズとショーペンハウアー ― 意志の否定としての共同体論 ― ・・・・・西澤真則
超越論的観点から見たショーペンハウアーの意志 ・・・・・遠藤義人
ホルクハイマーによるショーペンハウアー解釈 ・・・・・紺野茂樹

シンポジウム「ショーペンハウアーと芸術」
美と崇高の狭間 ― ショーペンハウアーの建築論を中心に ―  ・・・・・高橋陽一郎
芸術・真理・虚偽 ・・・・・樋口克己
ショーペンハウアーと造形芸術 ・・・・・久保光志

特別寄稿
東欧におけるショーペンハウアーとニーチェの影響史 ― クドヴァにおけるコングレス ・・・・・ラルフ−ライナー・ヴーテノー著 高辻知義訳

余録と補遺
アウトサイダー ・・・・・宇田川隆生

ほか、全国大会会員総会報告、ニーチェセミナー報告、催し物案内、寄贈本紹介、会員異動など


第33号(2004年4月、13頁)

第17回全国大会のお知らせ
個人研究発表およびシンポジウムパネリストの募集

寄稿文
ショーペンハウアーの故地を訪ねて(3)― ハンブルクからルードルシュタットまで ― ・・・・・三輪信吾

余録と補遺
ニーチェヘの綾・・・・・宇田川隆生
百姓の論理・・・・・福田義光
エジプトからの帰還・・・・・鎌田康男

催し物報告 ショーペンハウアー・ワークショップ

ネットコーナー
ほか、催し物案内、会員異動など


第32号(2003年10月、14頁)

第16回全国大会の報告

個人研究発表要旨
ショーペンハウアーにおける動物愛護論 ― 現代の動物愛護政策への倫理的視角 ―  ・・・・・上野山晃弘
ショーペンハウアーの「充足根拠律」前史 ― ライプニッツ=アルノー論争 ・・・・・宮原琢磨
往復書簡に見るショーペンハウアーとゲーテ ・・・・・金森誠也
シンポジウム「戦争の哲学」報告 ・・・・・事務局(小山英志)

余録と補遺
ユーピテル・トナンの正体 ・・・・・宇田川隆生

ネットコーナー
協会会員ページ、メーリングリストの案内
CD-ROMショーペンハウアー全集の案内

ほか、催し物案内、会員異動など




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